大切な人をなくした人へ。 喪失を抱きしめて生きる。

言葉の薬

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✩大切なものは、いつだって目には見えない。
人はとかく、目に見えるものだけで判断しようとするけれど、目に見えるものはいずれ消えてなくなる。
いつまでも残るものは、目には見えないものなのだよ。
人間は、死ねばそれで全てが無に帰するわけではない。
目には見えないが、私はいつまでも生きている。
お前たちと一緒に生きている。
だから、私に逢いたくなる日が来たら、手を合わせなさい。
そして、心で私を見つめてごらん。

「ふたりの子供たちへ」 サン・テグジュペリ

 

 

✩時間と永遠
「あの地点(時)からこの地点(時)までの距離(間)を
時間という道というなら
生まれた時と死んだ時の間も、時間と言える。
時間の始まりは、存在の始まり。
時間の終わりは、存在の終わり。
だとしたら、死の後には、本当に永遠というものがあるのでしょうか。
永遠は一体どこにあるのでしょうか。」

「自分の内面に入りなさい。  内面の道を歩みなさい。
死は終わりだけど、永遠の命の始まりでもある。
死は苦しみだけど、永遠の命の生みの苦しみでもある。
時間の道で生まれた時、あなたは確かに愛された者だった。
時間の道で死ぬ時も、死を通して愛を失うことなく、愛され続ける。
あなたは愛されるため、時間において生まれ
愛され続けるため、永遠において生まれ変わる。
命の終わりは、命の始まりであるなら
私の死は悲しい喜びになるということでしょうか。
時間において生まれたように、永遠において愛される者として生まれ変わるなら
私の死は
第二の幼児期を迎える準備をする段階になるということでしょうか。」

「その通り。
そのように自分の死を受け止める時こそ
死は大失敗や究極的悲惨ではなく
誰かのための贈り物になるのである。
なぜならあなたの娘もあなたの死に方に学んで
いつか自分の死を迎える時
悲しい喜びの死を選び
希望のある最期を迎えようとするから。
こうして次の子孫にも、その次の子孫にも
あなたの死は贈り物として伝わるのである。
自分の死に怯えないで
自分の時間の終わりを恐れないで。
あなたは、永遠において愛され続ける者として生まれ変わるのだから。」

「あなたの死、そして、私の死」より 文禎顥

 

 

✩世の中には体は生きているが、心が死んでいる者がいる。
反対に、体が滅んでも魂が残っている者もいる。
心が死んでしまえば生きていても、仕方がない。
魂が残っていれば、たとえ体が滅んでも意味がある。

吉田松陰(幕末の長州藩士、思想家、教育者、明治維新の精神的指導者 / 1830~1859)

 

 

✩生命力の塊のような赤ん坊と、ゆっくりと死に向かう父。
生まれたばかりの0歳児と80歳の父、そのあいだに43歳の私がいる。
そのコントラストと生のグラデーション。
これが生命をつないでいくことなんだ。

「うつくしい日々」より   蜷川 実花

 

 

✩死は自分の家に帰ることですが、人は、何が起こるかを恐れて死にたくないものです。
そこには良心の問題もあります。
”もっとよくやるべきだったのに”と。
私たちは生きたように死ぬものです。
死とは人生の続きであり、また、人生を完成させるだけでなく、体をお返しするに過ぎないのです。
しかし、心と魂はずっと永遠に生き続けます。
死なないのです。

「大切な人が残した贈り物」より   マザー・テレサ

 

 

 

✩人の死に立ち会うことは、赤ちゃんの誕生に立ち会うことに似ている。
新しい命をこの世に迎えるように、亡くなる人が次のステージへと向かう手助けをすることが求められるからだ。
その感覚は、「看取る」というよりは「見送る」に近い。

「死に逝く人は何を想うのか」より       佐藤 由美子

 

 

 

✩死は、たましいが肉体を脱ぎ捨てて、ふるさとに戻ることであり、やすらぎです。
それぞれの死には、それぞれの意味と価値があるのです。
人の死、とりわけ愛する人の死に直面したときは、誰もが嘆き悲しむ気持ちにほんろうされるでしょう。
それも自然な感情ですが、少し時間を経て落ち着いたら、ここに書いた視点でその死を見つめ直してみてください。
その亡くなり方には、どんな意味があったのか。
残された私たちに何を伝えようとしているのか。
それを読み解く作業もまた「供養」のひとつにほかならないのです。

「天国への手紙」より         江原 啓之

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