初めまして、グリーフケア専門士の池田恵子です。
グリーフとは、大切な人、大切なものを失うことにより生じるその人なりの状態、反応、プロセスのことをいいます。

大切な人を失うという経験は、生きていれば誰しも出会う経験です。
この地球上に生を受けたものすべてが等しく経験するもの。
それは死です。
愛する家族や大切な人の死。
いずれはやってくる自分自身の死。

出来ればそんな日が来てほしくないし、目をそむけたい事です。
でも、避けては通れない死を目の前にした人、そのご家族。
あるいは愛する人を失って悲嘆にくれている人。
何もできない、どうしたらいいかわからない、苦しい。
たくさんの絶望と悲しみがおそってきて、苦しくて仕方がない。

私も父をなくした時、深い深い哀しみと、重たい後悔の気持ちに長い間苦しみました。
今思い返すと、ごめんねの気持ちと深い悲しみとで、自分以外の人の悲しみには気がつくことができませんでした。
例えば母は、伴侶をなくした哀しみだけでなく、様々なことを父に任せていたために生活面でも途方にくれていたのだと思います。
でもあの頃の私は自分が哀しすぎて、自分以外の人のことまで考える余裕はありませんでした。
あの頃グリーフケアに出会っていたら、苦しみ方も哀しみ方も違っていたと思います。
その後も、近い人が自死したり、身近な人がなくなる経験もありました。
長く生きれば生きるほど、大切な人の死を経験します。
それは自然なことです。
でも、とても辛いこと。

死について、グリーフケアについて、少し知っているだけでも哀しみや苦しみが違ってくる。
自分自身の経験からそう思い、このサイトを立ち上げました。

このブログでは、死についてやグリーフについての情報などを書いていきます。
でも、哀しいことだけを書いていくのではありません。
私自身に起こった出来事、日常、想いなどを綴っていこうと思っています。
嬉しいことも、幸せに感じたことも。
哀しみを抱えた人が訪れるサイトで、喜びを書くのはどうかと思うかもしれませんが、人生は哀しみだけではないということをお伝えしたいと思うのです。

実際父をなくして深い悲しみの中にいた私も、今現在はよく笑う幸せな日々をおくっています。
時々思い出して涙することもありますが、そのほとんどが哀しみだけではない、アルバムを開くような懐かしい温かさの混ざった涙です。
私は深い哀しみの中にも希望はあると信じています。
私自身深い哀しみの先の小さな希望を見つけられたから、今こうしてグリーフと関わって生きているのだと思います。

人生は哀しみもあるけれど、それだけではないよ。
いつか笑顔になれる日がくるから。
私もそうだったから。
だから、悲しいことも嬉しいことも綴っていきます。

まだまだ勉強途中です。
これからもずっと学んでくつもりです。
みなさん、どうぞよろしくお願いします。